2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

血栓溶解剤

抗凝固剤

・EDTA(ethylene-diamine-tetraacetic acid) ・ヘパリン(Heparin) ・クエン酸ナトリウム(Sodium citrate) ・フッ化ナトリウム(Sodium fluoride) ・ACD(acid citrate dextrose solution)

抗血小板剤

血小板の寿命は約10日。ITPなどでは2〜3日に短縮。 <内服薬> アスピリン(バイアスピリン):バイエル薬品 Byaspirin.jp https://www.bayer.co.jp/hv/member/bayaspirin/ 腸溶性。ワーファリンと併用すればワーファリンの作用が増強する(NSAIDs全般に言える…

適応疾患

脳梗塞(心原性を除く) 心筋梗塞 閉塞性動脈硬化症:プロサイリン・プレタール・アンプラーグ・パナルジン・エパデールなどを使用。 e-aso.info(科研製薬) http://e-aso.info/ バージャー病(TAO)

リンク集

Antithrombotic Therapy(日経メディカル) http://medical.nikkeibp.co.jp/all/nmk/stent/

抗血栓症薬

抗血小板剤 抗凝固剤 血栓溶解剤

メタロ-β-ラクタマーゼ(MBL)産生緑膿菌

カルバペネムを含むほとんどのβ-ラクタム薬を加水分解。有効な阻害剤なし。 R-プラスミドによる伝播(プラスミドで伝播する例としては、他にESBL・Vanなどがある)。MBL産生緑膿菌の頻度は1%程度? MBL産生緑膿菌感染のRisk factor:複数患者担当医師が主治医…

PK/PD理論

投薬⇒(Pharmacokinetics)⇒薬剤濃度⇒(Pharmacodynamics)⇒効果 PK/PDパラメーター ・Cmax/MIC…1回投与量を上げると上昇。 ・AUC(area under curve)…1回投与量・投与回数どちらかを上げると上昇。 ・TAM/MIC(time above MIC)…投与回数を増やすと上昇。

VAP(Ventilator-Associated Pneumonia)人工呼吸器関連肺炎

定義: 気管挿管時に肺炎がない。気管挿管後48〜72時間以降の発症。 分類: ・早期型VAP:挿管の過程で起こる(挿管して2日以降4日以内に肺炎を発症)。 ・晩期型VAP:口腔内・胃内に定着した菌のmicroaspirationなどによって起こる(挿管して5日後)。

ESBL(extended-spectrum β-lactamase)産生菌

Klebsiella pneumoniaeやEscherichia coliなどが保有する伝達性プラスミド上にコードされているβラクタマーゼ産生遺伝子が、突然変異により分解可能な薬剤の種類を広げ、第三世代のセフェム系(セフタジジム・セフトリアキソン・セフォタキシム)をも分解するβ…

尿路感染症

感染性心内膜炎IE

分類とRsik Factor: 1.native-valve endocarditis…退行性の弁変性(AS,MR)・MVP・リウマチ性弁疾患・その他の先天性心疾患 2.prosthetic-valve endocarditis(PVE)…術後2ヶ月前後で分類。2ヶ月未満ではCNS・MSSA/MRSAが多い。内皮化が進むlate PVEではStrepto…

Clostridium difficile関連疾患

通常、健常な腸管にはBacteroidesなどを中心とした偏性嫌気性菌が多い。これらに感受性のある抗菌剤が投与されると腸内フローラが撹乱され、Clostridium difficileなどの菌が増殖する。このClostridium difficileが毒素を産生し、下痢などを引き起こす。抗生…

CRBSI(Catherter-related Bloodstream Infection)

ガイドライン:Mermel et al., Guidelines for the management of intravascular catheter-related infections.Clin Infect Dis. 2001 May 1;32(9):1249-72. カテーテル関連感染症の事。中心静脈カテーテルに起因する事が多い(鎖骨下の方が内頚より感染のリ…

多剤耐性緑膿菌MDRP(Multidrug-resistant Pseudomonas aeruginosa)

従来から緑膿菌に対して強い抗菌活性を示してきたカルバペネム系・フルオロキノロン系・アミノグリコシド系の3系統の抗菌薬に対し、すべて耐性の緑膿菌。MDRPはこれら3系統の薬剤が無効というだけでなく、実際には現在、国内で通常使用されている抗菌薬のど…

Epinephrine

α受容体作用薬。心停止・アナフィラキシーショック時に使用する。 エピクイック(0.1%1mL): ボスミン(1mg1mL):第一三共製薬

薬理作用:

α刺激 β1刺激 β2刺激 腎動脈拡張 DOA +〜++ +〜++ - ++(低用量のみ) DOB + +++ ++ - NA +++ +++ - -

Norepinephrine / Noradrenarine

・α受容体作用薬。血圧上昇作用は強力。作用が強すぎて、心不全の時には使われない。ドパミン不応性の低血圧時に使用するときあり。

Dobutamine(DOB)

・合成カテコラミンであり、心選択的薬剤で、β1刺激による心拍出量の増加が主な作用。ドパミンよりも心拍数の上昇が少ない。 ドブタミン(ドブトレックス):イーライリリー→100mg3A+SS85mlで0.3%となる。 ドブポン(0.3%シリンジ50mL):テルモ・協和発酵 ・作…

Dopamine(DOA)

・内因性カテコラミンであり、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)の前駆物質。75%がMAOにより代謝。25%はノルアドレナリンに変化。ドーパミン受容体、β受容体、α受容体を刺激する。 イノバンシリンジ(0.3%, 50mL):協和発酵→50mLに150mg溶解。 カタボンHi(0…

カテコラミン

Dopamin / Dobutamine / Epinephrine / Norepinephrineの4種類。 交感神経系の伝達物質。αβ受容体刺激。 尿量の確保→ドパミン。血圧の維持→ドパミン。心拍出量の増加→ドブタミン優先。