2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

β遮断薬の分類(Prichard分類)

一般名/効力比(propranolol=1)/ISA/MSA/適応症(高血圧・狭心症・不整脈) 1類(非選択性) 1群 アルプレノロール 1 ++ + ○ ○ インデノロール 1 ++ + ○ ○ ○ オクスプレノロール 2 ++ ± ○ ○ ブニトロロール 4 + + ○ ○ ペンブトロール 4 + ± ○ 2群 プロ…

副作用

・徐脈 ・気管支喘息発作の誘発 ・糖脂質代謝への影響 ・末梢循環障害 ・低血糖発作時の症状をマスクする ・Withdrawal syndrome(離脱症候群):β遮断薬を急に中止すると、血圧の急激な上昇・虚血症状・不整脈の増悪をきたすことがある。受容体のup regulatio…

分類

β非選択的遮断: ・プロプラノロール(インデラル):…短時間作用型なので便利な時あり。頓用で使いやすい。 β1選択的遮断: ・メトプロロール(セロケン):…1日2回投与。 ・アテノロール(テノーミン):… ・ビソプロロール(メインテート):田辺製薬…CIBISⅡ(CHF…

作用機序

降圧のメカニズム ①心のβ1を遮断する事で、心拍出量を減らし、血圧を下げる。 ②腎のβ1を遮断する事で、レニンの分泌を抑え、血圧を下げる。 抗不整脈薬(Ⅱ群) 不整脈の発生部位にかかわらず、交感神経活動が関与する不整脈に効果あり。 抹消血管 α1とβ2で調節…

β遮断薬

1958年、気管支拡張薬のスクリーニング中、アドレナリンの拡張作用を遮断する物質が発見された。これがのちのβ遮断薬。その後、1962年には狭心症の治療薬として臨床使用が開始された。 初期のβ遮断薬は喘息発作の誘発(β2遮断作用)や糖代謝への悪影響があるた…