抗血小板剤
血小板の寿命は約10日。ITPなどでは2〜3日に短縮。
<内服薬>
Byaspirin.jp
https://www.bayer.co.jp/hv/member/bayaspirin/
腸溶性。ワーファリンと併用すればワーファリンの作用が増強する(NSAIDs全般に言える事)。
適応はAMI(その場で噛み砕く)・AP・Af(ただしWarfarinが1st choice)。
Buffer「緩和するもの」+Aspirin
=Bufferin「胃にやさしいアセチルサリチル酸」
バファリンブランド製品一覧
http://www.lion.co.jp/ja/seihin/pharm/index.htm
バファリン81mg→抗血小板薬。昔は「小児用バファリン」を処方していた。
バファリン330mg→解熱鎮痛消炎剤
胃溶性。ワーファリンと併用すればワーファリンの作用が増強する。・アスピリンジレンマ:アスピリンはCOXを阻害する事でPG・TXA2などの産生を抑制することで、血小板凝集抑制作用を発揮する。しかし、血管拡張作用のあるプロスタサイクリン(PGI2)の産生も抑制してしまう。これがアスピリンジレンマ。血小板凝集抑制を期待するなら低容量を。解熱鎮痛を期待するなら高容量を。
血小板凝集抑制作用としてはアスピリンと同じだが、チクロピジンは末梢血管でも得意(よって、ASOなどに適応がある)。採血をし、肝障害などがあればプレタールに変更する。あるいは、今後はプラビックスに流れていく?
作用機序:ADP受容体拮抗→cAMP上昇→Ca濃度低下→血小板凝集抑制
適応:IHD・ASO・Buerger・脳梗塞(心原性以外)
副作用:肝障害、顆粒球減少症・TTP
- シロスタゾール(プレタール):大塚製薬
・脳梗塞患者でバイアスピリンを既に飲んでいた場合、プレタールを追加したりする。
・PDEⅢ阻害を行いcAMP上昇させることで抗血栓効果を発揮。
- 塩酸クロピドグレル(プラビックス):Sanofi Aventis
抗血小板剤プラビックス:
http://www.atherothrombosis.jp/plavix/
・ジピリダモール(ペルサンチン・アンギナール):
・ベラプロストNa(プロサイリン):科研製薬 http://procylin.jp/
(ドルナー):アステラス製薬
PGI2(プロスタグランジンI2)は、主に血管内皮細胞から産生される生理活性物質で、生体内物質としては最も強い血管拡張作用や抗血小板作用を有する。さらに、PGI2は内皮細胞保護や腎血流増加、胃酸分泌抑制などの多彩な生理作用を有する。東レにより製剤化された。
・リマプロストアルファテクス(オパルモン):小野製薬
(プロレナール):大日本住友製薬
PGE1(プロスタグランジンE1)製剤。
・イコサペントエン酸エチル(エパデール) :持田製薬
脂質低下作用だけでなく、抗血栓作用・抗炎症作用・動脈の弾力性保持効果などを有する。ASOに伴う潰瘍・疼痛に効果あり。
・塩酸サルボグレラート(アンプラーグ) :三菱ウェルファーマ
選択的5-HT2阻害薬。セロトニンによる血小板凝集・血管収縮作用を抑制する。
・トラピジル(ロコルナール・エステリノール)
・ワルファリンカリウム(ワーファリン)
<注射剤>
・アルプロスタジル(リプル):三菱ウェルファーマ
(パルクス):大正富山
PGE1製剤。
・アルプロスタジルアルファデクス(プロスタンディン):小野薬品
・アルガトロバン(ノバスタン):三菱ウェルファーマ
(スロンノン):第一三共