Dobutamine(DOB)

・合成カテコラミンであり、心選択的薬剤で、β1刺激による心拍出量の増加が主な作用。ドパミンよりも心拍数の上昇が少ない。

  • ドブタミン(ドブトレックス):イーライリリー→100mg3A+SS85mlで0.3%となる。
  • ドブポン(0.3%シリンジ50mL):テルモ協和発酵

・作用:

  • β1受容体作用・・・C.O.上昇。
  • β2受容体作用・・・血管拡張。

→よって、心収縮能が上昇しするが、血圧は変わらない。肺うっ血などに良い。
・適応:

  • 収縮不全による急性心不全に有用。心原性shockによる単独療法には適さない(∵動脈圧を上昇させないため)。
  • 拡張機能障害による心不全には禁忌!!肥大型心筋症にも禁忌!!
  • アルカリと混ぜると不活化。メイロンとは別ルートで。

・副作用:

  • 特に無い。
  • 代謝に腎機能は関係ない。肝代謝