2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

異常ヘモグロビン血症を疑ったら・・・

・全自動グリコヘモグロビンHPLC解析 ・溶血液の等電点電気泳動isoelectoric focusing ・DEAE-HPLCによるHb解析 ・異常βグロビン鎖解析

血糖に対してHbA1cが異常に高い!

・異常ヘモグロビン症・腎不全・慢性アル中・乳び血症・大量のAspirin摂取・大量のVit.C摂取

血糖に対してHbA1cが異常に低い!

・溶血性貧血が有名→HbとかBilをチェックする。 ・出血・溶血性貧血・異常ヘモグロビン症:RBCの寿命が短くなるため。 ・肝硬変・妊娠・インスリノーマなどでも起こりうる。

誤嚥性肺炎で死亡された方

ダラシンとメロペンで持ち直したけど、結局再発してしまった。つらい思い出。 レジデントのための感染症診療マニュアル

誤嚥性肺炎の治療

・嫌気性菌に対しダラシンを使う。

誤嚥性肺炎の起炎菌

・口腔内嫌気性菌が多い(ペプトストレプトコッカス、フゾバクテリウム、プレボテラ) ・次に多いのは肺炎球菌・インフルエンザ桿菌

高齢者の誤嚥性肺炎の特徴

・WBC上昇・CRP上昇 ・胸部レ線で浸潤影(S2、S6、S10に多い) ・低酸素血症 ・ときに低Alb血症・BUN上昇・低Na血症

誤嚥性肺炎の症状

・silent aspirationが多い ・38℃以上が多い ・全身状態の悪化(食思不振・全身倦怠・意識障害)

誤嚥性肺炎のリスクファクター

・脳血管障害 ・Parkinson病 ・EDチューブ・気管挿管・気管切開 ・ステロイド使用・DM

誤嚥性肺炎の概念

・Mendelson synd.(胃液の吸引) ・

誤嚥性肺炎が高齢者に多い理由

・義歯 ・咳嗽反射の低下 ・脳血管障害による仮性球麻痺・意識障害・寝た切り状態 ・免疫能の低下

痙攣持ちの患者(肺炎球菌の肺炎。Cefamezinで治した患者)

・アレビアチン ・フェノバルビタール ・マイスタン ・セルシン(頓用) を飲んでたなぁ・・・熱がちょっと出ただけで怖がっていた人。

痙攣患者がきた時の流れ

意識レベル・vitalのチェック。 呼吸→気道確保(肩の下にタオルを巻いたやつを入れる)・挿管・酸素投与 循環→脈のチェック生食でルートとって採血&ジアゼパム(セルシン)0.5A→おさまらないなら0.5A追加 血糖チェック ナイロジン(Vit.B1)投与 CT・MRI フェニト…

原因解明のために初発痙攣の患者で聞くべき事

Med:抗生物質クラビット+NSAIDsは痙攣を起こす事がある。テオフィリン。 既往歴:外傷・脳梗塞・ALZ・Alcohol多飲・・・ 家族歴:欠神発作・ミオクローヌス発作とかでは家族歴があやしい。

痙攣の鑑別診断もAIUEOTIPS!

A:alcoholism I:insulin, hypoglycemia U:uremia E:encephalitis, electrolytes, endocrinopathy O:opiate, oxygen T:(brain)trauma, temperature I:infection P:psychiatric, porphyria S:syncope, shock, seizure, SAH

大人で初発の痙攣→症候性痙攣が多い!

痙攣の原因

1) 本態性痙攣(機能性・特発性)→原因不明・遺伝の関与 2) 症候性痙攣(器質性・続発性)→原因疾患があるもの。大人の初発の痙攣に多い。 ① 脳腫瘍 ② 脳血管障害 ③ 頭部外傷 ④ 感染症(髄膜炎、脳膿瘍) ⑤ 先天奇形 ⑥ 代謝異常 ⑦ 変性・脱髄疾患 ⑧ 後遺症て…

抗痙攣剤

・デパゲン(valproate)→「痙攣起こりました・・・。今は大丈夫です・・・。」という患者に使える。 ・フェノバール(phenobarbital)→経口か筋注、座薬のみ。静注には注意が必要!! ・アレビアチン(phenytoin)