アスペルギルス症

  • 肺アスペルギローマ:肺結核後などにより肺に空洞のある人。外科療法が根治術。喀血があると抗真菌薬を開始
  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA):治療はステロイド薬。経口抗真菌薬は補助的。重症患者ではITCZを使用するべきか。
  • 侵襲性アスペルギルス症(IPA):好中球減少患者に多い。極めて予後の悪い疾患。AMPH-BかVRCZを使用。
  • 慢性壊死性肺アスペルギルス症(CNPA):治療の適応(抗真菌薬の投与)となる。数ヶ月にわたる長期投与が必要。肺嚢胞や空洞を基礎疾患に持っており、慢性に進行するアスペルギルス症である。アスペルギローマの人で手術されなかった場合には、CNPAに進行していないか観察する必要あり。