第4世代セフェム系抗生物質

緑膿菌を含めGNRを広くカバーして治療する。第1世代+第3世代。基本的に世代が進むに連れてGNRに対する抗菌力は強くなるが、GPCに対する抗菌力は低下する。第4世代はこれを改善しようとしたもの。Febrile Neutropenia(FN)にたいするempiric therapyに良い適応。

Febrile Neutropenia:化学療法中に起こることが多い。起炎菌は様々(皮膚ブドウ球菌などのGPCが増えてきている)だが、緑膿菌による感染が一番致死率が高い。マキシピームが適応となっている。
・単剤なら、セフェピム(マキシピーム)orセフタジジム(モダシン)orカルバペネムを使用。
・2剤なら、抗緑膿菌ペニシリンorセフェピム(マキシピーム)orセフタジジム(モダシン)orカルバペネム+アミノグリコシドを使用。
MRSAハイリスク症例(カテ感染・血培からGPCなど)なら、バンコマイシンを追加する。

  • セフピロムCPR(ケイテン):胆道排泄
  • セフォゾプランCZOP(ファーストシン):
  • セフピロムCPR(ブロアクト):塩野義製薬
  • セフェピムCFPM(マキシピーム):ブリストルマイヤーズ

  マキシピーム http://med.carenet.co.jp/maxipime/menu.html